もともとモノにはこだわるタチであったのだろう、中学生の頃からどうせ勉強で使うなら好みのデザイン、機能性のものを使いたいと文房具屋を彷徨う事が多かった。結婚後も妻と、美味しいものを探すのとのと同じくらいの頻度で、雑貨屋巡りを楽しんでいる。ここ数年、輸入文具が静かに流行しているようで、海外文具を特集する書籍も次々と出版されている。関西圏でも海外雑貨や文具、紙モノを扱うショップが増えてきているのだが、その中でもお気に入りのショップが大阪は南船場の
FLANNAGANだ。
初めて店に立ち寄ったのは2年前であったろうか。ハイセンスでこだわりのショップが入居している大阪農林会館の4階にこの店はあった。比較的こじんまりした店内に建築・インテリア関連の洋書、海外文具、店長さんが訪欧時に買い付けたこだわりの品々が並ぶ。今の時代、100円ショップに行けば4本組みのボールペンなどほとんどの文具が格安で入手できる。それに較べればこの店内のアイテムはそれなりの価格であり、全く興味を持てない方には?なものばかりだろうが、国産品にはない個性的な機能、カラーリングを胸を張って主張している。ひとたび実物を見て手に取って、その個性を気に入ってしまうと小生のようなモノ好き人間は、とたんにソワソワし始めることになる。店長さんにそのアイテムのなりそめなどを尋ね、傍らで他のアイテムを物色している妻にさりげなく、「これ、どう思う?」などと聞いてしまうのだ。妻が少しでも興味を示そうものなら「そうだよね。これいいよね。」と一気に購入決定!になってしまう、このようなことが、この店を訪れるたびに繰り返されている。
店長さんのお人柄も絶品だ。ウンチクをいくらでも語れるアイテムばかりなのに、あえて多くを語ろうとしない。いつもにこやかに佇んでられる。こちらから訪ねると、すごく自然にアイテムのなりそめ、ウンチクを話して下さるのだ。時には店長さんらしからぬ(?)コメントが返ってくる事もある。買い付けてこられた「糊」製品について、日本の気候に合わないのか粘着力弱いですよ、使えないですねえと涼しげに笑うのだ。個性的な機能がプラスされた製品に対して、こんな機能、実際は使う機会ないですよねえ、などと。。。そんな会話がすごく心地よい。
最近購入したのは筆記具2本。書類の添削などをする時に赤のボールペンを使うのだが、いつも通り、どうせこなさなければならない業務なら自分が気に入るツールを探しあてて用いる事により、業務へのモチベーションを高めたいと思ったのだ。そこで出会ったのがPELIKAN社のPELIKANO juniorとLYRA社のROLLER INK PENだ。両者とも万年筆用インクを用いる点が共通している。小生はこれまで万年筆をほとんど使ってきていないのだが、あの万年筆ならではの筆跡にはずっと憧れがあった。結構高価なブランド品をいただいたこともあるのだが、ボールペンとは違う扱いずらさ、書きずらさ(小生が書くとどうしてもたまに書き途切れが発生するのだ)が原因となって常用するに至っていない。購入した前者はまさに万年筆なのだが子供向けの、ただし正しく万年筆を使用するためカラーにガイド溝がついたデザインでPOPなカラーにグッときてしまった。試し書きをしてみると実に書き良いし、1000円台前半という価格にも納得で即購入。。。後者はローラーボールなのに万年筆用インクを使用するという変わり者。スケルトンカラーのデザインと、その滑らかな書き味に魅了されてこちらも即お買い上げ。。。

購入後は両者で使える赤の万年筆用インク、PELIKANの4001番を購入するのに少し手間取った(万年筆インクはどれも同じと国産品を買ってしまい、装着しようと思ったら合わなくて絶句したなんて恥ずかしくて書けない。。。)が、その後は職場のペン立てに堂々と陣取っている。赤で書く必要がある機会は限られているが、その度に両者を使っては、その筆跡に自己満足している。おもしろいのは同じインクなのに赤の色合いが全然違うことだ。PELIKANOの方は日によって赤具合が異なる。黄色っぽかったり朱色っぽかったり。。。ただやっぱり小生の万年筆の使い方に問題があるのか、時々書いている途中でインク途切れが発生するのが悩みの種だ。しかし、お気に入りのペンを使って書くという楽しさをいつも満喫している。
その他にこれまでFLANNAGANで購入し、愛用しているものは同店の
ウェブショップでも購入できる。デスクトップに置いてあるだけで存在感を楽しめるTriangle Scaleは数種類販売されているのだが、小生が購入したのは黒字に赤と緑のラインが美しいイタリア製のもの。現在バーゲン価格になっている月めくりの縦型壁掛けカレンダーはフランス製、フランス語は読めないので機能性は度外視、しかしマイオフィスのホワイトボードに存在感たっぷりに掛かっている。

こうやって書いているうちに、またFLANNAGANに行きたい気持ちが高まってきている。しかし抱えている業務の量を考えると、時間をひねり出すのに苦労しそうだ。いや、次の週末にはひょとして。。。
posted by pura3 at 19:38|
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